現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

大学を卒業後、教育関係の職(学習塾)に就いています。 学習塾の勤務を通して、保護者の方や子供たちと向き合い様々な悩みに共感してきました。保護者の方の教育や子育てに対しての悩みにアドバイス出来れば幸いです。子供たちへどう接していくべきかを実体験を元に記事を書いていきます。

受験生たちへ!20箇条の要求①~⑤解説

ここから4回に分けて、

前回の記事

受験生たちへ!20箇条の要求【受験1か月前だからこそ必ず読んでほしい】 - 現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

の内容を詳しく説明していきたいと思います。

 

これは受験生、非受験生や学年を問わず非常に大切なことです。

親子それぞれで理解を深め、実践していただければと思います。

 

また単なる「やってみる」では意味がありません。

「やり抜く」ということが非常に重要です。

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受験生たちへ!20箇条の要求①~⑤解説

1、睡眠前3時間は、バラエティ番組を見ないこと

睡眠時、人間はレム睡眠、ノンレム睡眠を繰り返すことにより、今日一日の出来事をなどの記憶を整理します。

レム睡眠:脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。

ノンレム睡眠:大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。 

基本的には、睡眠直前のものから順々に記憶として定着させていきますが、特に印象の強い記憶があることで、その内容が優先的に記憶として定着していくことになります。

せっかく、午前中、午後に一生懸命学習した内容もこのルールを破ることで一瞬にして吹っ飛ぶこともあるのです。

2、受験の常識「朝型」への改善は、日々30分以内で早めていくこと

普段、夜型の子が受験前だからと言って、一気に早起きする子がいます。

しかし、一旦ついた生活習慣を急激に変えることは、大きなストレスを生むことになります

大きなストレスは脳内における記憶をつかさどる細胞(LTP)を死滅させる最悪の敵です。

覚えが悪くなったり覚えたものが思い出しにくくなったりします。ですから、日々少しずつ早起きしていくことが必要です。

3、受験1か月前を切ったら、ビタミンB、Cを多く摂取すること

2でもありましたように、ストレスは大敵です。ただ、受験生にはストレスはつきもの。ストレスを溜めないようにというほうが難しいものです。そのため、ストレスが奪ってしまうビタミンB、Cを多めに摂取することが大切です。

ビタミンBを多く含んでいる食材は豚肉、レバー、卵、緑色野菜、豆類

ビタミンCを多く含んでいる食材はかんきつ類、イチゴ、メロン、ブロッコリー、トマトなどです。

4、朝食は毎日とる習慣をつけること

朝食をとらないで学校や塾に行く子が増えているようです。聞くと「朝食を取るとおなかが痛くなるから」という理由のこと。

しかし、朝食を取らないと人間の「頭も身体も」目が覚めないのです。入試当日、何も食べないで行くというのは自殺行為です。

また、おなかが痛くなるのは普段、朝食を食べていない人が突然食べるから。必ず、朝食は毎日とる習慣をつけておく必要があるのです。

5、過去問は必ず3周以上は解いておくこと

志望校の過去問というのは最低1回は誰でも解くでしょう。しかし、3回以上解いている子というとぐっと減ってきます。このような指示をすると、大抵の方は「一度解いたことがある問題では力がつかない」「答えを覚えてしまうから意味がない」といいます。

これは、実際の入試問題に対する正しい時間配分をイメージすることや、解けた!という成功体験を積み、良いイメージを残すなど、実際の入試においてプラスになることが沢山あるのです。また、数年単位でほぼ同様の問題が出ることがあります。

3回以上解くことで、問題も良く印象に残すことが出来ます。最後、沢山の問題集を解くことが得策とは限りません。

 

以上です。

勉強方法と同じく、考え方は人ぞれぞれ違いますし、合う合わないがあります。

 

大事なことは、素直に受け止めて「とりあえずやってみる」という気持ちを持つことです。