現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

大学を卒業後、教育関係の職(学習塾)に就いています。 学習塾の勤務を通して、保護者の方や子供たちと向き合い様々な悩みに共感してきました。保護者の方の教育や子育てに対しての悩みにアドバイス出来れば幸いです。子供たちへどう接していくべきかを実体験を元に記事を書いていきます。

学習指導要領の変遷【まとめ】

皆さんこんにちは!

コロナウイルス、本当に心配ですね…

学校は突然休校となり、新学年のスタートもまだ分からず。

卒業式が行われない学校もあります。

 

保護者の方ともお話ししますが、子どもが成長した姿を実感できる行事でもあります。

子どもも保護者もショックでしょうね。

入学式も行われないとなると、新鮮さに欠けます。

 

しかし今は、全国民が一致団結し、パンデミックを起こさないことが最重要です。

今を凌げば、必ずワクチンが出来ます。

前向きに、励ましあい、今を過ごしていきましょう!!

 

さて、今年から小学校は指導要領の改訂となります。

教科書も大幅に変わります。

※何が変わるかは後日記載します。

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これまでの日本の指導要領の変遷についてまとめてみました。

1961~1963年 高度経済成長前半
(昭和36~38年)

教育課程の基準としての性格の明確化

(道徳の時間の新設、基礎学力の充実、科学技術教育の向上)

小6:1085時間

中3:1120時間

1971~1973年 高度経済成長後半
(昭和46~48年)

教育内容の一層の向上

(現代化カリキュラム。最も過密なため授業が早く「新幹線授業」と呼ばれた。

小6:1085時間

中3:1155時間

1980~1982年
(昭和55~57年)

ゆとりある充実した学校生活の実現=学習負担の適正化

(各教科の目標・内容を中核的事項に絞る)

小6:1015時間

中3:1050時間

※大量のついていけない生徒を生んだ反動「第1次ゆとり教育

1992~1994年
(平成4~6年)

社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成

(小1、2に生活科の新設、道徳教育の充実)

※労働時間短縮から週休2日

1992年第2土曜日、1995年第2、4土曜日、2002年毎週土曜日

※新学力観(関心・意欲・態度)の登場。個性を活かす教育。

2002~2003年
(平成14~15年)

基礎・基本を確実に身につけさせ、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」(いわゆるゆとりの育成)

教育内容の厳選、総合的な学習の時間の新設、小中同時改訂

※2003年「過不足なく教えなければいけない」という歯止め規定の削除

 2005年の教科書改訂から「発展的内容」が盛り込まれる。

小6:945時間

中3:980時間

2011~2013年
(平成23~25年)

「生きる力」の育成、基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成のバランス

※脱ゆとり、コマ数増加

小6:980時間

中3:1015時間

授業時間の増加、指導内容の充実、小学校外国語活動の導入

2020~2022年
(令和2~4年)

今回の指導要領の改訂は?

小6:1015時間

中3:1015時間

基本は同じだが、小学生は英語分が増加する。

 

各科目の考え方や目的は次回詳しく書いていきます。