現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

大学を卒業後、教育関係の職(学習塾)に就いています。 学習塾の勤務を通して、保護者の方や子供たちと向き合い様々な悩みに共感してきました。保護者の方の教育や子育てに対しての悩みにアドバイス出来れば幸いです。子供たちへどう接していくべきかを実体験を元に記事を書いていきます。

受験生たちへ!20箇条の要求⑥~⑩解説

皆さんこんにちは!


本日は

 受験生たちへ!20箇条の要求【受験1か月前だからこそ必ず読んでほしい】 - 現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

の中の⑥~⑩を解説します。

 

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6、入試における正答率70%以上の問題を把握すること

合格するためには100点満点が必要なわけではありません。各学校には合格点があり、その点数に達することで合格を勝ち取ることが出来ます。

その合格点に達するための第一条件は”正答率70%を超える問題で失点をしないこと”です。周りが解けない問題まで一喜一憂しながら学習をすることほど、無駄なことはありません。正しい情報を得て、合格するための最短距離を迷いなく突き進むことが合格の一番の方法です。

7、制限時間の75%の時間で解く訓練をすること

50分の試験時間を50分ギリギリで解けるように訓練しても本番は時間が足りなくなることがあります。

基本問題については、最終的には75%程度の時間内で解けるように訓練していきます

これにより、ケアレスミスや無駄な思考をなくしていく訓練にもつながり、確実な得点力につながっていくのです。

8、努力した時間に対して伸び率が高い科目から取り組むこと

科目ごとの得意・不得意は誰にでもあるものです。今後、短い期間で最大限の成果を高めていくためには、ここからの努力したものに対し最も伸びが期待できる科目を正確につかむことが大切です

同じ社会が苦手な子供でも、ここから先の伸び方には違いがあるのです。自分では算数が苦手と思っていても、取り組み次第で一気に伸びる可能性がある場合があります。これを”伸び率の見込み”といいます。

ここの見立てを誤ると受験そのものを失敗することがあります。

9、超高速暗記法は”書かないで覚える”こと

沢山書かなければ物を覚えられない。このように考えている方は多いと思います。確かに、漢字などは書いて覚えるべきものですが、これは基本的には時間がかかるものです。ここからの受験勉強において、社会などの膨大な知識を覚える場合は、一問一答集などの問題集で問題を見て、分からなければすぐに答えを見るという作業を5週以上取り組むことで、書く何倍もの知識を叩き込むことが出来ます。

10、問題を見てから1分以内に、解く順番を決められるよう訓練すること

問1から順番に解いていくと、ほぼ時間切れになったり、解くべき問題が解けなかったりします。正答率70%の問いはどれなのかを瞬時に見極める訓練をする必要があります。そのためには、

昨年までの問題傾向から事前情報として得ておくものと

問題そのものから見極める方法

の2点があり、これも訓練で出来るようになります。

 

本日はここまで。

取るべき問題、捨てるべき問題の選定

無駄な時間や方法を削除すること

非常に重要ですね。