現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

大学を卒業後、教育関係の職(学習塾)に就いています。 学習塾の勤務を通して、保護者の方や子供たちと向き合い様々な悩みに共感してきました。保護者の方の教育や子育てに対しての悩みにアドバイス出来れば幸いです。子供たちへどう接していくべきかを実体験を元に記事を書いていきます。

教科別指導要領改訂のポイント~英語~【2020年最新】

今回は小学英語をまとめました。

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小学校英語
改訂のポイント

外国語活動(領域)・外国語科(教科)への移行

⇒到達目標を設定することで、目標と内容の違いが明確になっている。

※目標「外国語を使って何ができるようになるか」

 内容「知識及び技能、思考力・判断力・表現力など」

小学校外国語は、中学校英語の前倒しではない

・資質・能力の育成に基づく領域の見直し

外国語活動と外国語科の領域の比較

小3~4 2技能3領域

・聞くこと

・話すこと(やり取り)

・話すこと(発表)

小5~6 4技能5領域

・聞くこと

・話すこと(やり取り)

・話すこと(発表)

・読むこと※追加

・書くこと※追加

小3~小4の主な学習内容

目標:外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成する。

⇒日本語と外国語の違い等に気づく、伝え合う力の素地を養うなど。

小5~6の主な学習内容

目標:外国語によるコミュニケーションにおける、見方・考え方を働かせ、外国語による「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと」、「書くこと」の言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を育成する。

⇒形式的には小3、4と同一の書き方。違いは、目標に「読むこと」「話すこと」が加えられたことと、「コミュニケーションを図る基礎」へとレベルアップしていること。

 

以上です。

大学入試を見据えても、これからの日本の教育を見据えても英語教育が変わることは非常に大きいですね。

上述したように、話すこと・聞くことはこれから高校入試や大学入試でも更に比重が増えます。英語検定等を上手く使い、日々触れていくことが大切ですね。

教科別指導要領改訂のポイント~算数~【2020年最新】

皆さんこんにちは。

今回は前回に続き、小学校の各教科におけるポイントを記載していきます。

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【算数】

改訂のポイント

・小学で領域の再編

・統計分野の内容の充実

⇒統計的な内容を充実させるとともに、数や式、図、表、グラフなどの数学的な表現を用いて、道筋を立てて考え表現したりすることを重視。

領域の新旧比較

 旧   新

数と式 ⇒数と式

量と測定⇒図形

図形  ⇒測定(小1~小3)、変化と関係(小4~小6)

数量関係⇒データの活用

学習内容の移行(追加される内容)

(小2)

◎計算結果の見積もり

◎簡単な分数1/3

(小3)

◎計算結果の見積もり

◎数の表し方における1000倍

◎最小目盛り2、5、20、50等の棒グラフ、複数の棒グラフを組み合わせたグラフ

(小4)

◎小数倍

◎簡単な割合

◎複数系列のグラ


フや組み合わせたグラフ

(小5)

◎整数、小数の記数法における1000倍の大きさ

◎複数の帯グラフの比較

◎統計的な問題解決の方法

(小6)

◎統計的な問題解決の方法

 

学年を越え、様々な単元が移動しております。

そして教科書は全ての科目の量と質が増加します

また、各単元にはQRコードが印字され読み込むと解説動画や演習問題を見ることが出来ます。

 

次回は英語について記載しますね。

学習指導要領の変遷【まとめ】

皆さんこんにちは!

コロナウイルス、本当に心配ですね…

学校は突然休校となり、新学年のスタートもまだ分からず。

卒業式が行われない学校もあります。

 

保護者の方ともお話ししますが、子どもが成長した姿を実感できる行事でもあります。

子どもも保護者もショックでしょうね。

入学式も行われないとなると、新鮮さに欠けます。

 

しかし今は、全国民が一致団結し、パンデミックを起こさないことが最重要です。

今を凌げば、必ずワクチンが出来ます。

前向きに、励ましあい、今を過ごしていきましょう!!

 

さて、今年から小学校は指導要領の改訂となります。

教科書も大幅に変わります。

※何が変わるかは後日記載します。

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これまでの日本の指導要領の変遷についてまとめてみました。

1961~1963年 高度経済成長前半
(昭和36~38年)

教育課程の基準としての性格の明確化

(道徳の時間の新設、基礎学力の充実、科学技術教育の向上)

小6:1085時間

中3:1120時間

1971~1973年 高度経済成長後半
(昭和46~48年)

教育内容の一層の向上

(現代化カリキュラム。最も過密なため授業が早く「新幹線授業」と呼ばれた。

小6:1085時間

中3:1155時間

1980~1982年
(昭和55~57年)

ゆとりある充実した学校生活の実現=学習負担の適正化

(各教科の目標・内容を中核的事項に絞る)

小6:1015時間

中3:1050時間

※大量のついていけない生徒を生んだ反動「第1次ゆとり教育

1992~1994年
(平成4~6年)

社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成

(小1、2に生活科の新設、道徳教育の充実)

※労働時間短縮から週休2日

1992年第2土曜日、1995年第2、4土曜日、2002年毎週土曜日

※新学力観(関心・意欲・態度)の登場。個性を活かす教育。

2002~2003年
(平成14~15年)

基礎・基本を確実に身につけさせ、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」(いわゆるゆとりの育成)

教育内容の厳選、総合的な学習の時間の新設、小中同時改訂

※2003年「過不足なく教えなければいけない」という歯止め規定の削除

 2005年の教科書改訂から「発展的内容」が盛り込まれる。

小6:945時間

中3:980時間

2011~2013年
(平成23~25年)

「生きる力」の育成、基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成のバランス

※脱ゆとり、コマ数増加

小6:980時間

中3:1015時間

授業時間の増加、指導内容の充実、小学校外国語活動の導入

2020~2022年
(令和2~4年)

今回の指導要領の改訂は?

小6:1015時間

中3:1015時間

基本は同じだが、小学生は英語分が増加する。

 

各科目の考え方や目的は次回詳しく書いていきます。

受験生たちへ!20箇条の要求⑪~⑮解説

皆さんこんにちは!


本日は

 受験生たちへ!20箇条の要求【受験1か月前だからこそ必ず読んでほしい】 - 現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

の中の⑪~⑮を解説します。

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11、問題演習は自宅だけではなく、図書館や自習室などでも取り組むこと

問題演習をする目的は、すでに理解している内容をきちんと発揮できるようにすることです。その発揮するべき本番は「入試」です。

当然、入試と同じ環境(場所や心理的な状況)で訓練が出来れば一番良いのですが、そうはいきません。最も効果がないのは、自宅で時間も計らずにのんびりと解くことですプレッシャーのかかる環境を自ら作り出し、その中で解いていく訓練をしない限り、得点力はつきません。

ケアレスミスがある生徒たちの中でよく「本番ではしっかり見直しするから大丈夫」という子がいます。練習で出るのであれば絶対に本番でも出ます。アスミスを無くす最善の手は注意力、集中力を上げることです。それは練習から始まっています。

 

12、本番と同じ曜日、同じ時間に学校へ行ってみること

本番のシミュレーションは常に平静を保つためには必要なことです。特に学校に無事に辿りつくことにストレスを感じることは、意外と本番になってから気付くことがあります。途中、思いがけないハプニング(バスの渋滞など)に合うとも限りません。

事前に行ってみる事によって、その全ての状況を把握することが出来ます。ラッシュでもみくちゃにされ、駅で降りられなかった子も何人か現実にいらっしゃいます。

 

13、午前中、夜に取り組むべき科目を使い分けること

朝一番でやるべきことは、前日に学習した内容の整理です。夜、寝ている間に脳内で整理された知識を朝一番で思い出し作業をすることで、「思い出し能力」といわれる「想起力」が鍛えられ、いつでも思い出しが出来るようになります。

実際私も、受験勉強の際は英単語のプリントを寝る前、起きた直後に暗記することにより非常に効果が出ました。

さらに、午前中は知恵を使って解き進めていく学習が効果的です。数学や算数などの応用問題がそれにあたります。

夜は「復習」です。覚えておくべきことを脳に焼き付けることが効果的です。

 

14、設問文は普段から音読するクセをつけておくこと

試験本番では、当然声を出して読むことは許されません。教室でもそうでしょう。

しかし、問題内容を一読しただけではすぐに意味がつかめない子も多くいらっしゃいます。

ケアレスミスの多い子は、問題文の読み間違えなどのミスがあります。これを防ぐためには、設問文を2回ほど音読するように訓練すると効果的です。よく意味を考えながら意味を取り違えないようになります。

 

15、問題解答の時間短縮には書写をすること

字が汚い子は当然、字を綺麗に書くように訓練します。しかし、字が綺麗な子であっても書くのが遅い子がいます。

字が綺麗だからといって遅いことを気にも留めない方がいらっしゃいますが、大きな間違いです。

字を書く時間も立派な試験時間の一部。書写を毎日、時間制限をもって取り組む訓練をする必要があります。

毎日、取り組むことで驚くほど綺麗に早く書けるようになるのです。

 

 

本日はここまで。

次はラストになります。

今回もとても重要なことを記載しました!!

 

少しでも自身の(お子様の)試験勉強に役に立てれば幸いです。

 

受験生たちへ!20箇条の要求⑥~⑩解説

皆さんこんにちは!


本日は

 受験生たちへ!20箇条の要求【受験1か月前だからこそ必ず読んでほしい】 - 現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

の中の⑥~⑩を解説します。

 

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6、入試における正答率70%以上の問題を把握すること

合格するためには100点満点が必要なわけではありません。各学校には合格点があり、その点数に達することで合格を勝ち取ることが出来ます。

その合格点に達するための第一条件は”正答率70%を超える問題で失点をしないこと”です。周りが解けない問題まで一喜一憂しながら学習をすることほど、無駄なことはありません。正しい情報を得て、合格するための最短距離を迷いなく突き進むことが合格の一番の方法です。

7、制限時間の75%の時間で解く訓練をすること

50分の試験時間を50分ギリギリで解けるように訓練しても本番は時間が足りなくなることがあります。

基本問題については、最終的には75%程度の時間内で解けるように訓練していきます

これにより、ケアレスミスや無駄な思考をなくしていく訓練にもつながり、確実な得点力につながっていくのです。

8、努力した時間に対して伸び率が高い科目から取り組むこと

科目ごとの得意・不得意は誰にでもあるものです。今後、短い期間で最大限の成果を高めていくためには、ここからの努力したものに対し最も伸びが期待できる科目を正確につかむことが大切です

同じ社会が苦手な子供でも、ここから先の伸び方には違いがあるのです。自分では算数が苦手と思っていても、取り組み次第で一気に伸びる可能性がある場合があります。これを”伸び率の見込み”といいます。

ここの見立てを誤ると受験そのものを失敗することがあります。

9、超高速暗記法は”書かないで覚える”こと

沢山書かなければ物を覚えられない。このように考えている方は多いと思います。確かに、漢字などは書いて覚えるべきものですが、これは基本的には時間がかかるものです。ここからの受験勉強において、社会などの膨大な知識を覚える場合は、一問一答集などの問題集で問題を見て、分からなければすぐに答えを見るという作業を5週以上取り組むことで、書く何倍もの知識を叩き込むことが出来ます。

10、問題を見てから1分以内に、解く順番を決められるよう訓練すること

問1から順番に解いていくと、ほぼ時間切れになったり、解くべき問題が解けなかったりします。正答率70%の問いはどれなのかを瞬時に見極める訓練をする必要があります。そのためには、

昨年までの問題傾向から事前情報として得ておくものと

問題そのものから見極める方法

の2点があり、これも訓練で出来るようになります。

 

本日はここまで。

取るべき問題、捨てるべき問題の選定

無駄な時間や方法を削除すること

非常に重要ですね。

受験生たちへ!20箇条の要求①~⑤解説

ここから4回に分けて、

前回の記事

受験生たちへ!20箇条の要求【受験1か月前だからこそ必ず読んでほしい】 - 現役教室長による令和からの教育ブログ【子育て、教育について悩める大人へ】

の内容を詳しく説明していきたいと思います。

 

これは受験生、非受験生や学年を問わず非常に大切なことです。

親子それぞれで理解を深め、実践していただければと思います。

 

また単なる「やってみる」では意味がありません。

「やり抜く」ということが非常に重要です。

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受験生たちへ!20箇条の要求①~⑤解説

1、睡眠前3時間は、バラエティ番組を見ないこと

睡眠時、人間はレム睡眠、ノンレム睡眠を繰り返すことにより、今日一日の出来事をなどの記憶を整理します。

レム睡眠:脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。

ノンレム睡眠:大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。 

基本的には、睡眠直前のものから順々に記憶として定着させていきますが、特に印象の強い記憶があることで、その内容が優先的に記憶として定着していくことになります。

せっかく、午前中、午後に一生懸命学習した内容もこのルールを破ることで一瞬にして吹っ飛ぶこともあるのです。

2、受験の常識「朝型」への改善は、日々30分以内で早めていくこと

普段、夜型の子が受験前だからと言って、一気に早起きする子がいます。

しかし、一旦ついた生活習慣を急激に変えることは、大きなストレスを生むことになります

大きなストレスは脳内における記憶をつかさどる細胞(LTP)を死滅させる最悪の敵です。

覚えが悪くなったり覚えたものが思い出しにくくなったりします。ですから、日々少しずつ早起きしていくことが必要です。

3、受験1か月前を切ったら、ビタミンB、Cを多く摂取すること

2でもありましたように、ストレスは大敵です。ただ、受験生にはストレスはつきもの。ストレスを溜めないようにというほうが難しいものです。そのため、ストレスが奪ってしまうビタミンB、Cを多めに摂取することが大切です。

ビタミンBを多く含んでいる食材は豚肉、レバー、卵、緑色野菜、豆類

ビタミンCを多く含んでいる食材はかんきつ類、イチゴ、メロン、ブロッコリー、トマトなどです。

4、朝食は毎日とる習慣をつけること

朝食をとらないで学校や塾に行く子が増えているようです。聞くと「朝食を取るとおなかが痛くなるから」という理由のこと。

しかし、朝食を取らないと人間の「頭も身体も」目が覚めないのです。入試当日、何も食べないで行くというのは自殺行為です。

また、おなかが痛くなるのは普段、朝食を食べていない人が突然食べるから。必ず、朝食は毎日とる習慣をつけておく必要があるのです。

5、過去問は必ず3周以上は解いておくこと

志望校の過去問というのは最低1回は誰でも解くでしょう。しかし、3回以上解いている子というとぐっと減ってきます。このような指示をすると、大抵の方は「一度解いたことがある問題では力がつかない」「答えを覚えてしまうから意味がない」といいます。

これは、実際の入試問題に対する正しい時間配分をイメージすることや、解けた!という成功体験を積み、良いイメージを残すなど、実際の入試においてプラスになることが沢山あるのです。また、数年単位でほぼ同様の問題が出ることがあります。

3回以上解くことで、問題も良く印象に残すことが出来ます。最後、沢山の問題集を解くことが得策とは限りません。

 

以上です。

勉強方法と同じく、考え方は人ぞれぞれ違いますし、合う合わないがあります。

 

大事なことは、素直に受け止めて「とりあえずやってみる」という気持ちを持つことです。

受験生たちへ!20箇条の要求【受験1か月前だからこそ必ず読んでほしい】

受験1か月前に必ず読んで欲しい!

20箇条の要求【保存版】

1、睡眠3時間前は、バラエティ番組を見ないこと

2、受験当日へ向けて「朝型」への改善を

3、ビタミンB、Cを多く摂取すること

4、朝食は毎日とる習慣をつけること

5、過去問は必ず3周以上解くこと

6、入試における自身の正答率70%以上の問題を把握すること

7、制限時間の80%の時間で解く訓練をすること

8、努力した時間に対して伸び率が高い科目から取り組むこと

9、超高速暗記法は「書かないで覚える」こと

10、問題を見てから1分以内に、解く順番を決められるように訓練すること

11、問題演習は自宅だけではなく、図書館や自習室などでも取り組むこと

12、本番と同じ曜日、同じ時間に学校へ行ってみること

13、午前中、夜に取り組むべき科目を使い分けること

14、設問文は普段から音読するクセをつけておくこと

15、問題解答の時間短縮には書写をすること

16、答えに迷った場合は、最初に選んだ答えを変えないこと

17、入試前日は長時間の学習をしないこと

18、試験当日、友達と答え合わせをしないこと

19、本番におけるケアレスミス発生頻度は”やさしい問題”にあり

20、本番つけていく時計は”アナログ式”を持っていくこと

残りの限られた時間で出来ることを整理していくことが大切です。

勉強はメンタル的にも準備をしていくことも含みます。

 

上記のことは今後細かく補足して記事を書いていきますので、そちらもご覧ください。

 

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DO YOUR BEST!!

子どもの褒め方、叱り方について

前回の記事ではコーチンについて触れました。

コーチングはいわゆる『認める』ということであり、今回のテーマの『褒める』という行動が密接に関わってきます。

 

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今回は褒め方・叱り方について書いていきます。

 

褒めること・叱ること とは

褒めること

私の塾では、講師達へは毎回の授業でしっかりと子どもを褒めよう!と伝えていますが、注意してなければいけないことは褒めすぎることです

子どもは私たちが思っているよりも敏感であり、大人をしっかりと見ています。

 

本気で自分にぶつかってきている人と、

表面上だけの人はすぐ見抜かれます!!

 

私はどんな生徒にも全力でぶつかりますので、褒めたり叱ったりが毎回本気です(笑)

だからこそ、しっかりと付いてきてくれますが恐れられてもいます(笑)

 

褒めすぎてしまうと子どもに対してはありがたみもなく、嘘っぽく聞こえてしまいます。

子どもには良い意味で変化(刺激)を与えていく必要があります。

 

ここでとっておきの方法があるのですが、

計画的に褒めるということが重要になってきます。

 

例えば、確実にクリアできるであろう目標を設定してもらい、それを達成した時にしっかりと褒める。

また、テストの点数が上がった時に、点数を褒めずに行動を褒める。

 

すごいね!今回頑張ったんだね!この点数を取るのにどんなことを頑張ったの?

と行動を聞いて褒めてあげてください。

 

点数だけ褒めてもそこまで強力な効果はありません。

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叱ること

感情に任せて叱ることは絶対にしてはいけません。

これも計画的に叱ることが重要です。

 

そのために私たちは罠を仕掛けます。

 

例えば授業で宿題をしてこなかったときがチャンスです。

 

一番最初の授業でルールを決めます。

・宿題は必ずしてくる

・忘れ物はしない

・遅刻をしない など

 

生徒が宿題を85%の実施だったとしましょう。

まず、どうして85%なの?と聞きます。

 

忙しかったから~とか

忘れてた~

という言い訳が非常に多いですが、ここは許します。

 

この時に、次は必ずやってきてね。できる?

と確認をします。

そこで出来る!と本人が言えば準備完了です。

※本当にやってきてほしいので忘却曲線の話などすると効果的ですね。

 

次週も同じような実施率であればコテンパンに叱ります。

この時のフォローというのが非常に重要で、難しいんですがね・・

 

私の場合は、授業の終わり際に時間を設けて

「やっぱり○○君はすごいなぁ。本気になればどこまでも出来る。応援してるから頑張ろうな。」という風に話します。

 

褒めること、叱ることを上手に使い分けるということはこういうことです。

 

子どもは大人が思っている以上によく見ています。

 

本気でぶつかれば伝わります!

 

頑張ってください!!

子どもに対して必要な『コーチング』とは。わかりやすく解説

コーチングとティーチングの違いについて

コーチンという言葉ですが

最近よく耳にするのではないでしょうか?

 

現在の教育現場では特に、コーチングを使用することが子どもの教育に有効という話が増えています。

 

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しかし、なんとなくコーチングをしているという方も非常に多いかと思います。

コーチングは非常に奥が深いので、まずはティーチングとの違いを見てみましょう。

 

コーチング(Coaching)

・相手が持っている情報を「引き出す」。その方法は「問いかけ」

・相手がある程度の経験や知識を持っている段階に有効

自分で考え、答えを導き出すように促す

・自分で考えるために、気づきや発見、動機付けに効果的

・関係性が双方向。対等な関係(どちらかといえば、相手が主

ティーチング(Teaching)

・こちらがもっている情報を一方的に「教える」「伝える」

・知識を身につける初期段階に有効

・相手のスタンスは基本的に「受け取る(受け身)」

・得られる情報は与えられた情報の範囲

・関係性が一方向。上から下へ

 

なんとなくお分かりでしょうか?

 

ティーチングは、会社などでよく使われる言葉に置き換えると

トップダウンのような意味合いです。

 

以前までの教育はティーチングが主流でした。

 

しかし、現在は子ども達の考える力自体がどんどん弱くなっているためにも

このコーチングが非常に重要になってきます。

 

ただし、ティーチングとコーチングをバランスよく使い分けることが最重要です!!

 

私の塾では

子どもたち自らに「考えさせ」「実行させる」ことを大切にします。

アクティブラーニングに近いです。

※アクティブラーニングとは

従来の「受動的な授業・学習」とは真逆の「積極的・能動的な授業・学習」のことです。

 

子ども達の考えをしっかりと承認し、応援していくことが必要です。

 

この「承認」という言葉が非常に重要なのです。

 

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自分に置き換えて考えてみてください。

 

「~これ考えてみたんだけどどう思う?」と誰かに相談した時に

 

「ダメダメ。こうしたほうがいいよ」

 

「いいね!よく考えられてる。じゃあこういったパターンの時はどうする?」

 

後者のほうがモチベーションが上がりませんか?

 

承認の反対は否定になります。

 

否定をされるとその人にはもう相談したくなくなったり、諦めてしまいます。

 

私もそうです。

 

良く褒めて伸びるタイプだとか言われますが、根底にはこの部分がありますね。

 

相手の考えをしっかりと引き出し、認め、良い答えに導いていく

 これがコーチングです。

 

導いていくのです。

 

そのため、答えを安易に与えてはいけません。

 

これからの社会で強く生き抜いていくためにも

自信を持たせ、自分で考え、実行させる必要があるのです。

 

よく私は講師達にも

 

魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教えようね

 

と言います。

 

コーチングのまず初めの一歩として

否定をしない

ここから始めてはどうでしょうか?

 

子ども達は承認欲求が強いのです。

 

褒められるともっと褒められたいという気持ちがエネルギーになります。

 

自分子どもに素直に褒めることは難しいと思います。

よく「褒めるところがない」という保護者もいます。

 

どんな小さなことでも良いのです。

点数、科目、順位、勉強時間、方法など

何か1つに着目してそこをまず褒めてみましょう。

そして、「すごいね!どうやってこれやったの?」と聞いてあげてみてください。

 

褒め方のコツもあるのでそれは次回に記載しますね。

 

皆さん頑張ってください!!応援しています!

現在の学校の立場とは

皆さんこんにちは

 

私は昭和生まれですが、子ども達への接し方は本当に変わりましたね。

私が学生だったときはまだ学校での体罰は当たり前の雰囲気でした。

 

もっと昔になると

学校の先生が全て正しい

学校の先生に迷惑をかけるな!といった家庭の教育が多かったそうです。

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それが今やモンスターペアレントは当たり前に…

学校の先生の立場はどんどん弱くなっていますね。

 

学習塾は民間なので、

塾の方針に合わない家庭は辞めてもらうという選択肢が取れますが、

学校はそうはいきません。

 

私は学校の先生方を尊敬しています

 

学校の先生方の仕事量は年々増え、部活動では大した給料も出ずに

休日も出勤し、、非常に大変な仕事かと思います。

 

実は私は、大学の時に中学校の英語の教員を目指していました。

しかし、最終的に会社を経営したいという理由で断念しましたが、学校の先生をやってみたいという気持ちはまだあります。

私は本当に子どもが好きで、常に全力で向き合っています。

 

学校の先生は子ども達と1年間、いろんな学校行事を共に過ごせるので本当に魅力的です。

しかし、同時に大変なことが本当に多いことを知っています。

 

現在、うつ病にかかり休職される教員が非常に増えています。私が預かっている生徒たちからもよく聞きます。

「また先生休んでたよ~」と

 

中には教員不足でまともな授業が行えていない地方自治体も存在します。

 (よくニュースでしていますね)

そんな中、2020年の教育改革に伴い、今学校の現場はバタバタです。

※教育改革についても後日記載します

本当に悪循環ですよね。

 

私は学校と塾が今こそ手を取り合い、動くべきだと思っています。すべては子ども達のために。

 

先日全国学習塾協会という団体の方と話していると、この意見は一致しました。

まだまだ夢の話ですが…。

 

私が最近感じていることですが、

中学校の先生方は

高校受験をする子ども達に対して本気でぶつかっている人が少ない気がします

 中にはもちろん熱血な先生もいますよ!

 

しかし、私の知り合いの学校の先生とも話していても納得しましたが

 

「今は何を言われるか分からない世の中だからこそ余計なことは言わない」

 

らしいです。これで納得しました。

 いじめに対しても同じらしいです。深く介入しないらしいです。

 

私は中3の夏休み前に全家庭と保護者面談をします。

現在の状況から目標をしっかりと擦り合わせ、そのギャップを埋めるために

子ども達には危機感を持ってもらい夏休みの過ごし方を一緒に考えます。

 

現状をしっかりと伝えないと、子ども達は勝手な認識で決めつけてしまいます。

学校では何も言わないから、、とか友達はまだしてないから、、とか!!!

 

高校受験で失敗してショックを受けるのは子ども達です。

 

だからこそ早い時期に正確な情報を伝えます。

 

しかし、夏前の学校での懇談ではほとんど何も話さないらしいですね。

今のままで志望校に行けますか?と聞いても

もうちょっと頑張りましょう~ とか

このままなら~ など

抽象的な発言が多いそうです。

 

それでは子どもの心に変化は起きませんよね…。

 

子ども達が日々一番長く過ごす場所は学校なのです。

 

塾でいくら熱く語っても、学校に行って友達といると

なかなか伝わりにくいものです。

 

子ども達に一回言って変化を与えることはほとんど不可能です。

 

であれば、何回も言い続けることや

同じことを不特定多数の人間が言うことが重要です。

 

だからこそ塾の出番ですよね。

 

子ども達は情報を知りません。今やネット社会で、間違った情報が蔓延しています。

その中で正確な情報をしっかりと選定し、伝えることが大人の役目です。

 私はそう思っています。

 

長くなったのでこの辺にしますが、

一番伝えたいことは

学校と塾はしっかりと連携し、子ども達の将来へと関わっていくべきというとです。

そして、子どもには常に刺激を与え続けることが重要だということです。

 

以上です。

お読みいただきありがとうございました♪

令和からの子育て、教育応援ブログ オープニング

皆さん初めまして!

 

この度は当ブログを閲覧いただきありがとうございます。

 

まず、私のざっくりとした経歴ですが、

・22歳で大学を卒業し、某大手個別指導塾へ就職

・24歳で6教室のグループマネージャーを任される

・26歳で中四国で在籍生徒数1位を表彰される

・32歳で独立

現在個別学習塾を経営中

となっております。

 

このブログでは

私の経験から(まだまだ少ないですが、自信はあります!!

子育て、教育(特に思春期を迎える子どもをお持ちの方)について日々悩み、苦労している保護者の方への一助となればと思い立ち上げました。

 

最終的なゴールは

子ども達が精神的にも肉体的にも成長する時期(小、中、高)に

家庭が円満で、親子が同じベクトルを向け、信頼しあえるような環境にしてあげたいなぁと思っています。

 

私は学習塾を通して、たくさんの保護者、子どもたちと関わってきました。(約1000人くらい。現在も増加中!)

学習塾というものは学校とは違い、

長ければ小1~高3の約12年の人生に関わることが出来る貴重な職業でもあります。

そして毎年新しい生徒が来て、同時に卒業する生徒もいます。

 

世間的な認知で、学習塾というのは勉強だけ教えているイメージが強いのではないでしょうか。

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私の教育理念は

勉強を通して、しっかりと自信を持ち失敗を恐れず、社会に出て積極的にチャレンジできる人間に育ってもらうことです。

成績を上げていくことは将来の選択肢を増やしていくうえで非常に重要なことです。

しかし、それ以上に大事なことはたくさんあります。そのために心もしっかりと育てていく必要があります。

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本来、親は子どもを応援し、子どもは親を信頼していく必要があります。

しかし、保護者面談や日々子ども達と接していく中で、

親子が日々の生活ですれ違い、ストレスを感じ、悩み疲れ果てていることを最近よく実感しています。

お父さんお母さんは子どものことを愛しているのに、期待しすぎるがゆえに褒めずに叱り、フォローが出来ずに悪循環になっているケースが多々あります。

価値観の違いですね。

子どもは褒めてほしい!でも親はどこを褒めたらいいのか分からない…よく聞きます。
褒め方については後日しっかりと記載しますね。

 

 

私は長男ということもあり、親から非常に厳しく育てられてきました。

勉強が出来なければ叩かれてきました。

しかし、そのせいで私は強烈な反抗期になり、一切勉強しなくなり、両親とも距離を置くことになりました。

弟が出来て、親の子育ては変化していきました。

 

私がこの職に就き、両親とも過去のことをよく話しますが、父親は反省していました。

私の尊敬する人間は父です。

※この件は後日しっかりと記載したいと思います。

 

私の過去の経験からも、教育や子育てについて様々なアドバイスが出来ます。

子ども、保護者両方の目線から話を聞き、話をすることが出来ます。

 

今子ども達が減っているこの世の中

外国人労働者が増えているこの世の中

今まであった仕事が減り、新たな仕事が出来ています

 

今後変わりゆく社会へ旅立つときに、今の少年期をどう過ごすかは非常に重要です。

 

私の考えは正しいかはわかりません。

しかし、成功事例はたくさんあります。

 私の記事が

1つでも参考になり、1つのご家庭で笑顔が増えれば幸いです。

 

今後とも宜しくお願いします。