子どもの褒め方、叱り方について
前回の記事ではコーチングについて触れました。
コーチングはいわゆる『認める』ということであり、今回のテーマの『褒める』という行動が密接に関わってきます。
今回は褒め方・叱り方について書いていきます。
褒めること・叱ること とは
褒めること
私の塾では、講師達へは毎回の授業でしっかりと子どもを褒めよう!と伝えていますが、注意してなければいけないことは褒めすぎることです。
子どもは私たちが思っているよりも敏感であり、大人をしっかりと見ています。
本気で自分にぶつかってきている人と、
表面上だけの人はすぐ見抜かれます!!
私はどんな生徒にも全力でぶつかりますので、褒めたり叱ったりが毎回本気です(笑)
だからこそ、しっかりと付いてきてくれますが恐れられてもいます(笑)
褒めすぎてしまうと子どもに対してはありがたみもなく、嘘っぽく聞こえてしまいます。
子どもには良い意味で変化(刺激)を与えていく必要があります。
ここでとっておきの方法があるのですが、
計画的に褒めるということが重要になってきます。
例えば、確実にクリアできるであろう目標を設定してもらい、それを達成した時にしっかりと褒める。
また、テストの点数が上がった時に、点数を褒めずに行動を褒める。
すごいね!今回頑張ったんだね!この点数を取るのにどんなことを頑張ったの?
と行動を聞いて褒めてあげてください。
点数だけ褒めてもそこまで強力な効果はありません。
叱ること
感情に任せて叱ることは絶対にしてはいけません。
これも計画的に叱ることが重要です。
そのために私たちは罠を仕掛けます。
例えば授業で宿題をしてこなかったときがチャンスです。
一番最初の授業でルールを決めます。
・宿題は必ずしてくる
・忘れ物はしない
・遅刻をしない など
生徒が宿題を85%の実施だったとしましょう。
まず、どうして85%なの?と聞きます。
忙しかったから~とか
忘れてた~
という言い訳が非常に多いですが、ここは許します。
この時に、次は必ずやってきてね。できる?
と確認をします。
そこで出来る!と本人が言えば準備完了です。
※本当にやってきてほしいので忘却曲線の話などすると効果的ですね。
次週も同じような実施率であればコテンパンに叱ります。
この時のフォローというのが非常に重要で、難しいんですがね・・
私の場合は、授業の終わり際に時間を設けて
「やっぱり○○君はすごいなぁ。本気になればどこまでも出来る。応援してるから頑張ろうな。」という風に話します。
褒めること、叱ることを上手に使い分けるということはこういうことです。
子どもは大人が思っている以上によく見ています。
本気でぶつかれば伝わります!
頑張ってください!!